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KEI ENDO イラスト・エッセイ

第3回-5 八角丸太小屋 移築日記「屋根づくり」

2018.01.23

 ようやくセンターの心柱が立った。移築前は小屋の半分がロフトになっていたが、それを取り払って、屋根のてっぺんまで1本の通し柱にした。直径1mほどの太い丸太が小屋の壁を越えて、空にむかって怒張屹立している姿は、「オレは男だ!」と叫んでいるようで頼もしい。
 通し柱が立ったら、屋根にかかる。小屋が八角形だから、屋根は通し柱を中心にして八角錐(すい)になる。通し柱の中心から、八角の壁面の角に屋根垂木を組み、その間に1本ずつ屋根垂木を入れる。ちょうど傘(からかさ)の骨のように放射状になる。つまり、8×8の16本の屋根垂木の先端が、通し柱のてっぺんに集まることになる。
 当然、角材のままでは収まりきれないので、16等分のカットをして合わせなければならないが、それが難しい。既存の家とは違って、セルフビルドの丸太小屋なので、細かい部分は現場合わせでやっていくしかない。足場板を載せ、太くて長い屋根垂木を通し柱の上に載せてみて寸法を出し、チェーンソーでカットする。同時に、屋根全体の水平も出さなければならない。手間どる作業だが、ここをしっかりやっておかないと、歪んだ屋根になってしまう。
 屋根垂木を組んだら、下地の野地板を張る。八角錐の角をカットして合わせながら打っていく。みんなで手分けしてやる。クギを打つ音が響き渡る。その間に、破風(はふ)板を入れる。意匠を凝らすと楽しい家になる。
 屋根の野地板が終わったら、防水のルーフィングを張る。これで、屋根材を載せるまでとりあえず雨がしのげる。小屋の形がはっきり見えてきた。完成が近い。



通し柱から放射状に垂木をかける

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オリジナルの破風で品格が出た!

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まだまだ続く高所作業。野地板を張る

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