ピザ小屋 ~オーナーK.T.様より~

昨日に続き、今日はオーナーK.T.様よりドイツ出張時のお便りをご紹介します。

 
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6月ミュンヘンに出張の週末、市内は展示会でホテル代が高騰したのでミュンヘンから電車で1時間半くらいの所にある山に近いBad Tolzと言う街にホテルを取りました。
Bad Tolz (バードテルツと読みます)はミュンヘンに近いスキーリゾートLenggriesの近くでイザール川の上流、歴史のある古い街で、旧市街はスロープになっている素敵な街です。

訪問したのは6月8日土曜日でその週末は丁度バラ祭りの期間でした。

お祭りの会場では、バラや草花の苗、種や、園芸用品からチーズや蜂蜜、その他魅力的なローカルな品物が色々出ていました。僕は、庭用の剪定ばさみを自分と母の為に買いました。

展示の中で何んとも良い感じのピザ窯を備えた小屋があり、とても気に入って参考の為に写真を撮っていると、そこにいた女性が説明をしてくれました。

ピザ小屋は彼女の御主人が作ったもので、ご主人は古い材料を集めて、古い感じに作ったもので、彼はその地方の古い建物や小屋の雰囲気を残したものを作る事を生業としているとの事でした。

何処にもこんな事を考えている人が居るのだと思いました。
ピザ窯自体はコンクリートで新たに作ったもので、形が可愛く、又下は石の厚い板で断熱しているので、テーブル、或いはカウンターのトップに置けるので野外partyの際に使いやすいと思います。手前の鉄板の下には日本製のガスバーナーが入っていると言っていました。

その他小屋の各部に古い昔の良さを見せる為の工夫が施され何んとも良い味を出しています。

何気なく見えますが、全て意図された演出です。

この様な窯、誰か半分遊びの様な感じで作ってくれる人はいないでしょうか?

前にこの時の写真一度お送りしたかもしれませんが、最近時間がとれ、色々我が家の上の土地の使い方の構想を具体的に考え始めあのピザ窯と小屋を思い出しました。

枕木が入手出来ていますので、これから、出来るだけ自分の力で遊びながら上の土地を整備してゆきたいと思っています。

 

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素敵な街ですね。
山があり川があり、緑豊かで少し信州に似ているかしら。
穏やかな空気がこちらにまで感じられるくらいです。

雪のかまくらを連想させるピザ窯も、なんとも愛らしい。
かまくらって、竈(かまど)からきている説もあるそうです。
かまくら=かまど=ピザ窯?
話は逸れましたが・・・ご自分の土地を「自分の力で遊びながら整備してゆきたい」というK.T.様の、逞しくも少年の様なお人柄に、ますます惹かれてしまいました。