風薫る越後湯の谷

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米どころ魚沼の田植えシーズンが終わったというので、
気のおけない仲間たちを訪ねた。

この地域は、湯の谷、大湯、葎沢(むくらざわ)、枝折峠(しおりとうげ)、入広瀬、守門岳(すもんだけ)、八海山、
いい地名・山名がある。

【枝折峠の名の由来、平家の武者たちが戦に敗れ、追手から逃れるため安住の地(隠れ里)を探し求め、峠を越えた。
後に続く、落人や家族が道を見失わないよう、峠に標の枝を折ったとされる。】

昼飯もそこそこに久しぶりに銀山湖(奥只見ダム)へ向かう。

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巨大なダム湖。最奥部から尾瀬へと道が続く

開口健の「河は眠らない」の碑をみる。

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以前、4月下旬にスキーに来たときは、まだ石碑の頭しか出ていなかった。

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薪ストーブ業/山案内人/スキーインストラクター

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越後駒ケ岳を眺めながらの露天風呂。
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少し日が傾いてきたので、酒宴になだれこむ。

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旨いものは何もないが、焚火の薪と酒はたっぷりある。

気のおけない男ども3人、大した話をするわけではないが、腹の底から大笑い(久しぶりに)。

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夜が更け、席を移して事務所の中へ。

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延々と続く宴。眠くなったので、床の上へ着の身着のままごろ寝。

心地よい酔いである。

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ふたつきチョット前、深い雪の下から這い出してきた野獣たち。
素朴で優しく力強い、こんな野獣たちが大好きである。

いつも帰るときは、暇を告げるのがさみしくて、ついつい長居をしてしまう。
気持ちがすっきりとした風薫る2日間だった。

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野獣達